Sunday, January 16, 2005

TRAIN GOES

電車の中の、絶対に絶対に絶対に私が許せないタイプの人

*洗練されたかっこの若い女の人が、隣の席で眠りにおちいり、頭をよっかけてくる。
 見かけだけはいっちょまえに「Beauty」気取りなのに、眠りこけてる甘ったれた姿を赤の他人に見せてるところがだいっ嫌い。
 デリカシーゼロ。内面が外見にまけっぱなし。キレイな人ぶってるだけにがっくり。
 寝るなら垂直に寝ろ。

*スーツのサラリーマンが、サンデーとかジャンプとか系の分厚い週間マンガ誌を読んでる姿!
 最近、一番結婚したくないタイプ上位に食い込んできた、こういうみっともない男。
 サラリーマンになってまで、毎週気になるのかね、ストーリーの行方が。
 はっきりいって、ロマンとか色気から最もかけ離れた種類の哺乳類です。

*座席に座ってる私の目の前に仁王立って圧力をかけてくるだけでなく、
 私が電車を降りようとしてるのに目の前から退く気配のない、
 目の前の私ではなく私のお尻の下の座席しか見えてないおやじぃぃぃぃ!
 あんた、あたしが降りなかったら座れないんだから、どきなさいよ、私の目の前から、おどきなさいよ!!!
 どうしてこんなに貪欲になるのさ。たかが座席に。人に不快感を与えてまでさ。。。

電車の中にまれに見られる、目を奪われてしまう愛すべき人達。

*ひょろっとしたいまどきの地味目の大学生の男の子が、日経ビジネスとか一生懸命読んでる姿。
 授業の発表のためか、自分の興味のためか知らないけど、
 どこにでもいそうな、学食で2,3人の男の子同士で固まって、あんまり積極的に学校行事とかに参加しなさそうな、
 居酒屋ならウェイターじゃなくて奥の厨房でもくもくと鳥とか焼いてそうな、細めの、ほんとに普通の男の子が、
 そーゆーの読んでると、う、ちょっとそそられる。

*イケイケのおねーちゃんが、新聞をオヤジの様に縦半分に折って、
 隣の人に当たらないように気をつけながら読んでいる姿。
 なんだ、あたまぱーの腰掛OLかと思わせといて、意外と貫禄あってかっこよいんじゃん??

*お尻見せそうなスカートとばっちり化粧された女子高生が、
 真剣に偏差値の心配して、テスト勉強の時間振り分けについて友達と相談してる姿。
 学べ学べ~~~!
 
外見と中身の生み出すギャップが、魅力を作ってるんだと思うんだよね。少なくとも私にはそうだな。
いかにもな外見に、いかにもな中身しかくっついてないんじゃ、面白くもなんともない。
みかけからは想像もできない話し方とか、趣向とか、その人を知っていくうちに出てくる意外性に、人間のロマンがあるよね。
たとえば、電車の中の話だけじゃないけど、
でっかい図体で人のスーツケースとかひょいっと持ち上げられる大男が、電気器具の説明書を背中を丸くして一生懸命拾い読みしてる姿とかさ。
からだの細くてちびっこい華奢な女の子が、実は剣道部の主将で倍も体重があるような男部員に練習教えてます!とかさ。
だらしないセンスゼロの格好しかできない無口なか細いオヤジが、実はお料理教室開ける資格まで持ってるほどの腕前!!とか。
校則もきちんと守る先生のお気に入りの優等生が、家では大音量でパンクMUSICにあわせて頭振って踊っちゃったりさ。
くだらない漫画家かと思ったら、実はすごーく深いテーマの物語を作っちゃった!とかね。

だって、スーツがばっちり似合うパリパリのビジネスマンを見て、仕事できるんだろうなってあこがれるのは簡単だけど、
だらしない古びたTシャツと短パン姿なのに、実は誰よりも分析力、判断力が優れている!とか、
糊の利いたシャツとセンスのいいネクタイの紳士が、突然エロチックな爆弾発言!とか、
そういう男のほうが、セクシーだよねぇ。
そう思わん?

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